KLS-1000 シリーズは、次世代の波長可変レーザー吸収分光方式 ガス濃度計です。
近赤外波長可変半導体レーザーを利用し、測定対象ガスの1本の吸収線スペクトルを精密に測定します。
選択性が非常に高く、高感度で、安定性の高い測定が実現可能です。
製品情報

レーザー方式ガス濃度計
KLS-1000シリーズ
KLS-1000シリーズ
測定環境の影響をシャットアウト
堅牢かつ高安定性を実現した レーザー方式ガス濃度計
・KLS-1010 酸素濃度計(エアーパージタイプ)
燃焼制御用途
・KLS-1020 塩化水素濃度計
薬剤投入制御用途/排出濃度監視用途
・KLS-1030 塩化水素/水分濃度計
排出濃度監視用途
プロセス中の測定ポイントに装置を直接設置し、ダイレクトに測定を行います。
サンプリングを必要とする従来法に比べ格段に応答が早く、薬剤投入制御や燃焼制御等、リアルタイム性が要求される用途に最適です。
試薬等の消耗品は不要です。装置のメンテナンスは、定期的な光学部品の清浄化と感度確認のみで、運用コストを低減できます。
特長
- レーザーの安定駆動
周囲環境の影響を受けにくい安定したレーザーの温度制御を実現しました。
環境温度変動の影響により、レーザーの発振波長が所定の範囲からずれてしまうことが無いのはもちろん、
隣接する常時測定可能な吸収線を同時に観測してリアルタイムで制御するため、濃度換算に用いる吸収線を安定に測定し続けます。
- デジタル信号処理技術を採用
測定環境の影響を受けやすいアナログ回路の使用を最小限にとどめ、高速なデジタル信号処理技術により吸収線スペクトルを測定します。
設置現場環境の影響を受けにくい、安定した測定を実現しました。
- 光学系の刷新
レーザーの良好な指向性を十分に生かすとともに、測定に影響する光学的なノイズを抑えた堅牢な設計としています。
光軸のずれが生じにくく、検出器の位置やゲインの再調整が不要な構成となっています。
- 各種演算機能を本体に内蔵可能(塩化水素濃度計,塩化水素/水分濃度計)
塩化水素濃度のドライ換算出力を標準で備え、また、オプションで別途測定した酸素濃度を入力することで、
酸素換算濃度,酸素換算移動平均濃度等の演算値を本体のみで出力することができ、設置スペースを低減することが可能です。
当社従来品(KOU-1 型演算器ユニット)をそのまま使用することも可能です。
- 視認性の高い本体ディスプレイ表示
文字が大きく、測定対象ガスの濃度、レーザーのエネルギー透過率、装置の動作状況等を、設置現場で明瞭に確認できます。
- PC接続によるトレンドデータ確認
Microsoft® Widndows® PCで動作するトレンドデータ確認用のソフトウェアを標準で用意しています。
USBケーブルでPCを受光ユニットに接続すると、設置現場で測定対象ガスの濃度や演算値等のトレンドデータを確認できます。
新開発のアプリケーションソフトウェア KLS-Win は、直感的な操作が可能です。
仕様
主な用途・基本仕様
- 焼却炉・火力発電所等、燃焼炉での燃焼ガスの制御(酸素濃度計)
応答の速い酸素濃度計を使用することで、空燃比による燃焼効率を適切に制御し、不完全燃焼を防ぐことが可能です。
焼却炉の長寿命化にも繋がります。
- 煙道排ガス中の薬剤投入制御(塩化水素濃度計)
ごみ焼却や化石燃料の燃焼により発生する塩化水素は有害なガスであり、ボイラー後段で、薬剤や水の散布を行って無害化・回収します。
ボイラー出口付近の塩化水素濃度を測定することで、薬剤等の投入量を適切に制御し、節約することが可能です。
- 排出濃度の監視(塩化水素濃度計,塩化水素/水分濃度計)
ごみ焼却や化石燃料の燃焼により発生する塩化水素は有害なガスであり、ボイラー後段で、薬剤や水の散布を行って無害化・回収します。
ボイラー出口付近の塩化水素濃度を測定することで薬剤等の投入量を適切に制御し、節約することが可能です。
外形寸法
カタログ
■総合カタログ.pdf
■予算申請カタログ.pdf
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