蒸留法を用いた全自動アルコール測定装置です。
清酒・みりん・ビール・果実酒・甘味果実酒・ウイスキー・
発泡酒・スピリッツ・リキュール・酒母・もろみ等、
多くのアルコール飲料 および 固形分が無い調味料中の
アルコール濃度が測定可能です。
製品情報

迅速アルコール測定システム
SD-800/CHAL-820
SDK法について
アルコール濃度の測定として最も信頼性の高い蒸留法と密度計を使用した全自動のアルコール濃度測定装置です。
重量法(試料の体積を天秤と密度から算出する方法)を用いることで、少ない試料での高精度な定量を可能にしました。
また、水蒸気蒸留を使用することで、短時間蒸留・簡単な洗浄での連続測定を可能にしました。
装置に日本酒・もろみろ液・ビールなどの試料50mlをセットすると、秤量・密度測定・水蒸気蒸留などの一連の作業を全自動で実施し、
アルコール濃度および日本酒度・エキス分を自動計算することができます。
注意*
SDK法:水蒸気蒸留装置と重量法を組合わせた振動式密度計によるアルコール分の測定「SDK法」を用いた一部酒類の測定手順は、現時点において「国税庁所定分析法と異なる測定方法で合理的かつ正確であると認められる方法」として認められていません。
(「SDK法」を用いた測定手順はこちらまで)
特長
- 全自動蒸留式アルコール計!
最も歴史があり信頼性が高い蒸留法を用いた全自動アルコール測定装置です。
- 高い信頼性
京都電子工業は、国内唯一の国家標準にトレーサブルな密度標準液供給メーカーです。
JCSS校正証明書添付の密度標準液で装置を校正・確認することが可能です。
- 全自動測定!
試料を装置にセットし、『測定開始』ボタンを押すだけで、自動で蒸留し測定結果が表示・保存されます。
- 測定時間の短縮!
従来装置と比較し、1検体の測定時間が約50%。
1時間当たり、8検体以上の測定が可能。
- 省スペース化!
設置面積は約50%。510×483mm。
DA-155はCHAL-820下部に内蔵可能。
- ソフトの操作性向上! ※SD-800ソフトウェア
スマホ感覚で操作可能な新SD-800ソフトウェアを準備。
親切なサンプルファイル(タンク名などをタブで選択)
- メンテナンス性向上!
メンテナンスノート採用(装置内にメンテナンス履歴を保存)。
一部交換部品を、顧客で変更可能な位置に設置。
全ての配管に配管名が記載されたタグを取り付け。
ソフトウェアにメンテナンス動画を実装。
- 測定の精確さ改善!
留液容器の大型化 100mL→150mL(専用容器)でさらに長時間の蒸留可能。
- 蒸留なし設定も可能!
蒸留ありでのアルコール度測定・蒸留なしでの日本酒度・アルコール度測定を簡単に設定可能です。
- 多彩なシーケンス!
密度計校正チェック・予備加熱・排液・洗浄を自動で実施可能です。
仕様
| 製品名 | 迅速アルコール測定システム |
|---|---|
| 型式 | SD-800/CHAL-820 |
| 検体数 | 20検体 |
| サンプル量 | 50ml(標準) |
| 測定時間 | 約7分(8検体/1時間以上) |
※接続する装置(密度計)によって、性能が変化します。予めご相談ください。
標準規格
国税庁所定分析法 国税庁所定分析法と異なる測定方法で合理的かつ正確であると認められる方法
オプション
カタログ
■総合カタログ.pdf
■予算申請カタログ.pdf
■SD式 迅速アルコール測定システム.pdf
■密度・屈折 標準液 JCSS認定.pdf
※ダウンロードには、お名前(姓/名)・メールアドレス等のご入力が必要となりますのでご了承ください。
動画
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迅速アルコール測定システム 紹介
SDK法は、振動式密度計・水蒸気蒸留装置・電子天秤・PC・専用ソフトで構成されており、前処理(水蒸気蒸留装置)により、蒸留酒・醸造酒のエタノール、水とエキス分を分離し、得られた留液(エタノール、水)の密度から、アルコール濃度を算出する方法です。
※SDK法は、九州酒造研究会との共同研究により考案した技術を弊社が製品化したものです。 -
迅速アルコール測定システムの操作方法
SDK法の一連の操作方法をご紹介します。
